理髪師の掘った穴

王様の耳はロバの耳って叫びたくなって掘った穴です。

新劇場版にありがとう、エヴァにさようなら、そして新しい門出にありがとう【がっつりネタバレ編④】

※ネタバレ注意。

書くのがだんだん面倒になってきたけど、やっぱり映画を見てからネタバレ見てほしい。

 

 

 

新劇場版は大人になるお話なのか

旧世紀版は

『シンジが成長しそうになると何かしら事件が起こって前に進むことを阻んで大人にさせない作品』

『登場する大人がだいたい大人になれてない大人しかいない』

だったけど、

新劇場版はシンジをちゃんと大人に成長させてくれる物語になっていた。特にシン。

というか、シンジだけじゃなくて、登場人物ほぼ全員をきちんと大人にしたという。

更に言うと、

一番大人になったのは庵野監督

だと思う。

 

『現実に帰れ』の次は『大人になれ』なのか。

…っていうほどメッセージ込められてる感じはしない。

ゲンドウには言われてたし、Qの時から出てきてるエヴァの呪縛っていうのは、一種のメタ発言なのかなとは思ったけど。

旧世紀版がアレすぎるから余計にそう感じるだけな気がしてる。

振り返ると本当に旧世紀版って皆大人じゃないんだもん…

そして暗い。重い。粘っこい。旧劇とかエログロナンセンスだし。

でもあれはあれでちゃんと好きなのよ。旧世紀版あっての新劇場版だし。TV版弐拾五・弐拾六話はまあ…うん…(あれの外側でレイが巨大化したりオレンジジュースの海になってるんかな…)

 

閑話休題

 

大人にすることが目的ではなくて、登場人物、特に旧来のメンバーを救ってくれた感じ。綺麗にケリをつけてて、それ故の見終わった時のスッキリ爽快感が異常。ほんのりネタバレ編でも書いたけれど。

新劇場版エヴァにありがとう、エヴァにさようなら、そして新たな門出におめでとう【ほんのりネタバレ編】 - 理髪師の掘った穴

人間関係が全体的に重くない。

 

 

で、我らがシンジ君は今回どうだったのさ。

ヒーローじゃなくてヒーラーになってた。

 

序盤はズタボロだったけど。

鬱になるなって言われても、世界滅ぼしかけるし、それで迷惑被った人に冷たくされるし、目の前で心を許したひと爆死するし、そらしんどいわな。

でも流石にいつまでも挫けてたらいい加減にしろって言われる。ましてやアスカからしたら、自分を放ったらかしにして、更に迷惑かけてきたクソガキが、ずっと部屋の片隅で蹲ってたら苛つくだけだわな。どちらの気持ちもわかる…

下手に言葉をかけずに、距離をとりつつ見守るケンスケは大人。

 

好意を向けてくれている人や生きていこうと必死になってる人の前でずっと廃人になってるのはいかんね。泣きたいのは自分だけじゃないんだもの。

いろんなことに気付いて漸く進むようになるシンジ。支えてくれる同級生達が頼もしすぎるよ…

「涙は自分しか救わない」は名言。

 

 

最後は皆をいろんな呪縛から解放していく…

シンちゃんは大人になったというか、前を向いてきちんと歩かせてもらってる、と書くと、結局受け身なままかいなって勘違いされそうだけど、旧世紀版と比較したらって話ね。昔は前を向こうとするとすぐに思わぬ方向から殴り倒されてたから…酷い目にあわせりゃいいってもんじゃないよな。DQ5の主人公かよ。

だって、ミサトさんとの別れとか、旧劇とえらい違いよ!!大人のキスよりも大人になってるわよ!!

今までとは違う形の擬似親子だった。

 

パンフでは狂言回し的と言われていたけど、相手に話をさせて、自分で考えて自分の言葉で伝えて自分の手でいろんな人達を送り出していくシンジ…

…カウンセラー?

いやそういうタイプではないと思うけど。なんか違う。

 

で、最後はマリと「僕たちの戦いはこれからだ!」のノリで駆け出していく―

 

何故に宇部新川駅

監督の故郷とかロケーション的にとかそういう事情が気になるのではなく、地理的にさ…

そもそも第3村ってどの辺なんやろ。第3新東京市は閉鎖されてると思うけど、その近くなのか。

現実の日本でいうとどの辺?

 

あと、エヴァの呪縛から解放されて、流れが止まってた分が一気に来て、歳とったのか?それとも、また十数年経ってるのか…?

 

やっぱり衝撃的だったのは、最後の声変わりでしょうか。

 

特にマリは今いくつなの…?

そしてシンちゃんとは結局何歳差なの…?

 

とりあえずシンジが明るい未来を迎えられそうなら…まぁ…(´・ω・`;)

 

 

他にもまだまだ謎が残ってるので、また観に行きたい。

次はIMAXで見ようっと。